2017年3月14日 アマロ(イタリア)
組込みシステムおよびIoTソリューションのリーディングプロバイダであるEurotechは、第6世代Intel Coreプロセッサを搭載した新製品を発表しました。
新製品は、Intelのパワフルなプロセッサを搭載することで、インテリジェントなゲートウェイやエッジコンピューティングノードのような、高性能コンピューティングやグラフィックスが要求されるアプリケーションに、高信頼性を提供します。特に、低消費電力、拡張温度範囲、長期供給をサポートすることにより、高性能コンピューティングソリューションに必要とされる、ファンレスで堅牢な設計になっています。
CPU-162-22
CPU-162-22は、堅牢なCOM Express Type 6のベーシックモジュールで、過酷な条件と長期供給が必要なプロジェクトに対応しており、高信頼性を備えています。最大4コアを持つプロセッサ(25Wの熱設計消費電力)と、2つのSO-DIMMスロットを介してECCエラー訂正を行う最大32GBのDDR4 RAMが特徴で、第6世代Intel Coreプロセッサファミリー(SkyLake-H、i7、i5、i3、Celeron)を搭載しています。さらに、Gbit Ethernetx1、SATA 3.0 RAIDx4、USB 3.0x4、USB 2.0x8、8レーンと16レーンのPCI Express Gen 3.0、独立した3つのビデオポートをサポートしています。
CPU-161-17
CPU-161-17は、堅牢なCOM Express Type 6のコンパクトモジュールで、産業および堅牢なファンレスアプリケーションに対応しつつ、高い計算処理を実現する設計になっています。2つのコアを持つプロセッサ(15Wの熱設計消費電力)と、2つのSO-DIMMスロットを介してECCエラー訂正を行う最大16GBのDDR4 RAMが特徴で、第6世代Intel Coreプロセッサファミリー(SkyLake-U、i7、i5、i3、Celeron)を搭載しています。Gbit Ethernetx1、SATA 3.0 RAIDx3、USB 3.0x4、USB 2.0x8、8レーンのPCI Express Gen 3.0、独立した3つのビデオポート(LVDS, VGA and HDMI)をサポートしています。
CPU-521-17
CPU-521-17は、標準規格のMini-ITXモジュールを採用しているため、市場導入期間が重要となるアプリケーションに最適です。産業アプリケーションに対応しつつ、高い計算処理を実現する設計になっています。わずか16.5mmの薄型で、2コアを持つプロセッサと、最大16GBのDDR4 RAMをサポートしており、第6世代Intel Coreプロセッサファミリー(SkyLake-U、i7、i5、i3、Celeron)を搭載しています。その他の特長として、Gbit Ethernetx2、SATA 3.0 RAIDx2、USB 3.0x4、USB 2.0x4、フルサイズのMini PCIeソケットx2、4レーンのPCI Express Gen 3.0、独立した3つのビデオポート(LVDS, DP++ and HDMI)を備えています。
新製品のカスタマイズは、BIOSのパーソナライゼーションを始め、キャリアボード設計を含むシステム開発や生産が可能です。機能変更などのカスタマイズは、プロジェクトにより対応可能です。
IoTゲートウェイ用のオープンソース、Java/OSGiミドルウェアであるEclipse Kuraの商用版、Everyware Software Framework (ESF) に対応しています。Eurotechにより提供およびサポートされるESFは、EurotechのIoTプラットフォームであるEveryware Cloud (EC) との高度なセキュリティ、診断、プロビジョニング、リモートアクセス、完全なインテグレーションを提供します。
EurotechのCTOであるMarco Carrerは次のようにコメントしています。「組込みアプリケーション向けの標準コンピューティングモジュールの拡充を発表できたことを大変嬉しく思っています。今回発表した新製品は、Eurotechの製品ラインナップである、クラウドサービス、ソフトウェアフレームワークおよびプラットフォーム、組込みプロセッサ、通信、I / Oモジュールを補完し、高性能コンピューティングシステムおよびIoTソリューションを実現します」
Eurotechは、最新技術に足並みを揃えながら、最高の機能とパフォーマンスをお客様やソリューション開発者に提供できるよう、第7世代Intelプロセッサを搭載した製品を、2017年中に開発する予定です。