Kura‐IoT(モノのインターネット)向けJava ゲートウェイ

ユーロテックが、M2Mサービスゲートウェイ向けのオープンスタンダード・アプリケーションフレームワークをEclipseコミュニティに提供

2014年6月16日 アマロ(イタリア)

組込みコンピューティング・プラットフォームや高機能システムのリーディングサプライヤであるユーロテックは、このたびサービスゲートウェイで実行されるM2Mアプリケーション向けのOSGiベースのコンテナを提供することを目的とした、オープンソースのインキュベータープロジェクト「Eclipse Kura」での役割と貢献について発表しました。

一つのデバイスをIoTのノードとして動かすための設置や設定は比較的容易ですが、複数のローカルアプケーションをサポートしている何百または何千ものデバイスになると容易にはいきません。そこで、新しいEclipseプロジェクト「Kura」が登場しました。Kuraは、プライベートデバイスネットワークとローカルネットワーク、パブリックのインターネット、あるいはセルラーネットワークとの境界に設置でき、ローカルで発生したデータを集約して確実にクラウドに配信するアプリケーションを実行できる、管理可能でインテリジェントなゲートウェイを提供します。

ユーロテックは、Eclipse FoundationのEclipse IoT Working Group(以前はM2M Working Groupと呼ばれていた)の創設メンバーで、汎用デバイスから、堅牢モバイルコンピュータ、ウェアラブルデバイス、サービスゲートウェイ、車両コンソール、そしてRaspberry Piに至るまで、そのすべてのデバイスで実行することができるオリジナルの技術を開発することで、Kuraプロジェクトに貢献します。Javaベースのプラットフォームとして実装されるKuraは、Linuxベースのデバイスにインストールすることが可能で、アプリケーションが必要とするコアのサービスすべてと、ゲートウェイ自身のハードウェアにアクセスするためのデバイスアブストラクションレイヤーと共に、リモート管理が可能なシステムを提供します。

ユーロテックは、Kuraプロジェクトを通じて、M2Mアプリケーションを構築するJavaデベロッパー向けに、I/Oアクセス、データサービス、ネットワーク設定、リモート管理の機能を含む一連の共通サービスを提供します。「私たちは、M2Mプロジェクトがよりスムーズに進むために、協力や投資を引き続き行っていきます。Eclipseオープンスタンダードコミュニティで、私たちの知識をシェアすることは私たちの戦略の一部です」とユーロテックのソフトウェアエンジニアグループのVice President、Marco Carrerは語っています。「Kuraプロジェクトは、Everyware Software Frameworkを開発している私たちの長年にわたるEclipse Foundationを通じて、誰でもが利用できるようにします」

Kuraプロジェクトで提案された技術は、現在ユーロテックのEveryware Cloudのようなアプリケーション・イネーブリング・プラットフォームと連携する形で、ユーロテックのEveryware Software Framework (ESF)で見ることができます。これは、信頼性が高く、デバイスに依存しないM2Mアプリケーションで、リアルタイムにデータを解析するため、センサやデバイス、アセットを迅速に接続することができます。最初のコントリビューションは、現行のEveryware Software Frameworkの大きなサブセットになります。それは次のものを含みます:Kuraのソースコードとビルドシステム、サンプルアプリケーション付きのKura M2Mアプリケーション開発ガイド、リモートリソースマネージメントとM2Mアプリケーションのリモートアドミニストレーションを実施するためのKuraアプリケーションプロトコルの説明書、Raspberry Piのようなオープンプラットフォーム用のKuraのビルド。

ユーロテックは、先日サンフランシスコで開催されたEclipseCon 2014で、Internet of Things (IoT) DayのスポンサとしてIoTアプリケーションのライブデモをおこないました。Actuate - The BIRT Company?およびEclipse Foundationと共に、オープンソース、および標準ベースの技術を使用して、複数の異なるセンサデバイスから生のデータを取り込み、貴重な情報を見える化するためにデータを送信して分析するデモを披露しました。

デベロッパー向けの主な機能と特長
Kuraを使うデベロッパーは、OSGi (Open Service Gateway initiative)コンテナ内のように、イベント処理、コードのパッケージングと各種標準サービスに標準フレームワークを使うことに気付くでしょう。Kuraのアプリケーションは、OSGiモジュールとして提供され、Kuraの他のコンポーネントと一緒にコンテナ内で実行されます。Kuraは、Eclipse Paho MQTTライブラリを使って、MQTTブローカーや他のクラウドサービスへデータを送信する、ローカルまたはネットワークに接続されたデバイスから収集した情報を取り込むアプリケーションの、ストア-アンド-フォワード・リポジトリサービスを提供します。

アプリケーションは、OSGiバンドルとしてリモートでのサービス開始が可能で、スナップショットサービスを使用することで、そのコンフィグレーションをインポート(またはエクスポート)することができます。KuraのOSGi互換のサービスである、DHCP、DNS、ファイアウォール、ルーティング、およびWiFiなどのセットアップについても、同様のコンフィグレーションサービスを使用することができます。これらは、ゲートウェイのネットワーク設定と、プライベートLANやWLANの管理に使用することができます。その他にも、次の利用可能なバンドルサービスがあります。位置(ゲートウェイの所在を特定するGPS位置情報サービス)、クリック(正確な時刻同期をおこなう時刻サービス)、db(組込SQLデータベースを使用したローカルストレージのデータベースサービスとウォッチドッグサービス)。

ネットワークに接続されたデバイスに関しては、アプリケーションはJava自身のネットワーク機能(あるいは、ModbusやCAN Busなどのオプションでサポートされるフィールドプロトコル)を既存のデバイス環境にプラグインして使用することができます。シリアル、USB、Bluetooth通信のために、OSGiサービスを使用してハードウェアをアブストラクトするとき、KuraはアプリケーションデベロッパーにJava自身のコミュニケーションAPIの使用を含め、幅広いレンジの共通デバイスへのポータブルアクセスを提供します。GPIO、I2C、PWM、SPIに接続されたデバイスのためのAPIにより、システムインテグレータは、そのゲートウェイの一部として、カスタムハードウェアを組み込むことを可能にします。

Kuraパッケージは、デベロッパーやアドミニストレーターがリモートでログインして、全てのOSGi互換バンドルの設定を可能にするウェブのフロントエンドで完成されており、デベロッパーは必要に応じて個別のアプリケーションのコンフィグレーションを、ウェブインターフェースを通しておこなえます。デベロッパーは、Eclipse IDEのOSGiツールがコードの構想からKuraへのインストールまでの道筋を示してくれることに気づくでしょう。

OSGiコンテナ、MQTTメッセージング、幅広いレンジのネットワークとローカル接続、リモートウェブとコマンドライン制御、そして使い慣れたEclipseツールのサポートを組み合わせることで、Kuraは、エンタープライズ、IoT/M2MのJavaデベロッパーにとって魅力的なオプションが提供できるように設定されています。

より詳しい情報は、http://www.eclipse.org/proposals/technology.kuraをご参照ください。


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